教育資金の確保や資産運用に頭を使う私たちにとって、最も削るべきコストはなんでしょうか?それは「お金」だけでなく、日々の**「判断にかかる時間と労力」**です。
今日は、私が実践している**「日用品の1年分まとめ買い」**についてお話しします。 なぜ年末なのか? なぜ1年分なのか? そこには、ワーママとしての切実な悩みと、投資家視点の「ROI(投資対効果)」の計算がありました。
1. Amazonブラックフライデーこそが「買い」のタイミング
Amazonで最も安くなるセールといえば、夏の「プライムデー」と年末の「ブラックフライデー」です。
私が年末のブラックフライデーを選ぶ理由はシンプル。 **「来年1年間の準備を整えて、スッキリした気持ちで新年を迎えたいから」**です。
年末調整やNISAの枠消費など、お金周りの整理をするこの時期に、家の中の「在庫管理」も終わらせてしまうのが、我が家の年間スケジュールです。
2. 「在庫管理」という見えない家事を手放す
ワーママにとって最大の敵は、仕事でも育児でもなく、日々の細々とした**「名もなき家事」**ではないでしょうか。
- 「あ、シャンプー切れそう」と気づく
- 週末にドラッグストアへ行く時間を確保する
- 重い荷物を持って帰る
これが積み重なると、相当な脳のメモリ(ウィルパワー)を消費します。 「不足品を都度買う」のは、管理コストが高すぎるのです。
1年分を一度に買ってしまえば、この先1年間、「洗剤の残量」を気にする必要は一切なくなります。空いた脳のメモリは、子供の勉強のサポートや、投資銘柄の選定に使いたいですよね。
3. 「使いすぎ」問題 vs 「買いに行く手間」
よく「買い置きがあると、安心して使いすぎてしまう(使用量が増える)」という節約の定説があります。
確かに、その傾向はあるかもしれません。しかし、私はこう考えます。 **「多少割高になったとしても、買い物に行く面倒くささと時間が消えるなら、トータルでお得である」**と。
仮に洗剤の使用量が10%増えたとして、金額にして年間数千円です。 その数千円で、**「1年間、ドラッグストアに行かなくていい権利」**を買ったと思えば、これほど安い投資はありません。時は金なり、です。
4. 我が家の「1年分ポートフォリオ」内訳
では、具体的に何をどれくらい買うのか。我が家の「日用品ポートフォリオ」を公開します。
【Amazonブラックフライデーで買うもの】 基本的には腐らないもの、重いものを中心に購入します。
- キッチン周り: 食器用洗剤、食洗機用洗剤
- 洗濯周り: 洗濯用洗剤(ジェルボール等の詰め替え超特大サイズ)
- バス・洗面: ハンドソープ、シャンプー、コンディショナー
- その他: ゴミ袋(45Lなど指定のもの)
【ふるさと納税で調達するもの】 ここが節約・投資好きの腕の見せ所です。かさばる紙類は、「ふるさと納税」を活用します。
- ティッシュペーパー
- トイレットペーパー
これらは返礼品として大量に届くため、収納場所さえ確保できれば、実質負担2,000円で1年分を賄える最強の節約術です。
5. 収納場所はどうする?
「1年分も置く場所がない」という声も聞こえてきそうです。 しかし、洗剤類の詰め替えパックは意外とコンパクトです。 デッドスペースとなっている床下収納や、クローゼットの奥、あるいはベッド下などを活用すれば、案外収まります。
何より、「これがなくなったら来年のブラックフライデーまで買わなくていい」という安心感は、収納の圧迫感を上回る快感です。
さいごに
日用品の管理から解放されると、驚くほど生活のノイズが減ります。
浮いた時間と労力で、子供とゆっくり本を読んだり、夫婦で資産運用の話をしたり。 「モノを買う」のではなく「豊かな時間を買う」ための年末まとめ買い。
今年のAmazonブラックフライデー、あなたも「1年分の自由」をカートに入れてみませんか?